物事は、覚えようとすると覚えられない事実
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物事を覚えようとすると、
逆に覚えられないのではないかと大学までの教育機関と社会人として働きだした時を通して感じていました。
こうやって言語化したのは割と最近のことですが、
頭の何処かでそうではないのか?と自分に問いかけていたのだと思います。
何かを覚えよう、覚えようというふうに考えだすと、
少なくとも自分の中では、そうしなければならないという気持ちが働いているのでどうもそれが記憶を阻害しているようなのです。
そういえば、
逆にあまり覚える気がないのにそこそこ出来ていた仕事が二つありました。
その時の事を振り返りながら書いてみます。
内航タンカー時代にメモはひたすら取っていたが、実は殆ど見返すことは無く燃えるゴミの日に出す羽目になっていた
大学を卒業する時に、かつて某興産の関係している船会社で一等航海士を務めていた先生から、
メモを入社三年目まで取り、学び続けることを教えて頂きました。
それまでの仕事やバイト、勉強での経験からもメモを取ってどうにかすることを意識していたのですが、
なんと!
殆ど書き記したメモを振り返ることなく、作業に着手していた現実があります(笑)
それなりに具体的に覚えることはありましたが、
メモをそんなに大切にしていなかったんですね。
退職した際は、この職種は二度と就かないと考えメモは全て捨ててしまいましたが。
自分の体の中にこそメモはありました。
現在している、ファッションホテルでの仕事について
この仕事は実は、入社して一ヶ月位には辞めるつもりで働いていました。
理由は、予備自衛官の訓練の兼ね合いと労働時間の事情からです。
そのため、時間や態度は普通でしたが、
一切をメモを取らず、冷静に仕事内容を見つめるという形になりましたが今のところ困っていません。
どうしても細かい点について考慮する際は、
自分で殴り書きなどして対応しています。
皮肉にもリラックスして説明を聞いたり、
上司の作業している所を見て学んだりしたためかそれである程度は出来ている感じです。
メモって何だったのかな(笑)
覚えようとすると、自分はどうも余計に覚えられないんじゃないかなーと確信に変わりましたね。
まあ、複雑怪奇な業務内容ではないというのも影響しているのでしょうけど、
精神的なリラックス、時にやる気のなさがもたらすメリットのようなモノを、
記憶力と関連することで考える機会が持てました。
他の方が真似しても、
責任を持つことは出来ませんが精神的なゆとりと落ち着きを持つことで計り知れないメリットを享受することが出来ます。
試験勉強でも、普通の読書でも心身のコンディションが良い状態で、
じっくり眺めて今は理解出来なくていい、
だけどすんなり理解や記憶が捗るならそれもいいかなという気持ちで手をつけることが継続出来ればそれはそれで幸せだと思うのです。
覚えようとすると覚えられない。
無理に理解しようとするとなかなか理解出来ない、こんなことは別に珍しいことではないのです。
じっくりと目の前の現象をあるがまま冷めた目で見つめて今の時間を過ごすのです。